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『金はどうして騰がるのか』について

本日の日経平均は750.56円高の2万0077.62円。昨日おとといと、関西出張だったのでまともに株価見ていませんでしたが、今日ずいぶん上がった、というより、ずいぶん下がってたのですね。
シスメックス(6869)なんて昨日は4000円台?・・・・買いたかったな。。。

さて、豊島逸夫・亀井幸一郎『金はどうして騰がるのか』 を読みました。
株式ではなく、ゴールドについての本です。
この本のスタンスは、(2011年当時の)金価格はバブルではない、各国の中央銀行が金準備を強化しており、大きく下げることはない、というものです。
また、金は『共通の通貨』たりうる、という感想を持ちました。要するに、金1グラムが何円か、何ドルか、何ユーロか(何ジンバブエ・ドルか)ということで、その通貨の価値が計れるということです。また、インフレかどうかが判断できるような気もします(その意味で、本書は「日本はインフレではない」とします)。
考えさせられる着眼点でした。

プラチナについての言及も心強いです。同書は、「金は外貨準備で買われるけど、プラチナを外貨準備で買う国はない」とします。また、プラチナは意識的にマーケティングしないと売れない金属だ、ともします。
私も、金は流通性が続くと思いますが、プラチナは所詮産業用素材であり、希少性ほどには多くの人は価値を見いださないと思います。むしろ、自動車のEV化は、プラチナの需要を下げると思っています。

ですので、私は貴金属は金しか持っていません。金地金のバーや金貨、純金積み立てで何キロか持っていますが、買値はグラム1000円台ですし、金貨についてはグラム900円台の時に買ったものもあります。純金積み立ては26年以上続けています。利息を生まないにせよ、資産の15%くらいは金でもいいと私は思います。
ところで、結果として、買値の4倍ほどになっているので金の割合が増えています。ここで「アセット・アロケーション」などと称して、売るのは愚の骨頂です。配分調整は、新たな買いで行うべきであって、無理に売るべきではありません(税金も取られます)。

 発行年が2011年12月とやや古めですが、参考になる本です。
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marpelous

Author:marpelous
投資歴29年の個人投資家です。元金110万円で4銘柄から始め、現在保有している株式は92銘柄・評価額約8487万円(2/29現在)。
基本スタンスは数年以上の個別株長期保有です。

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